『アカナ-ヘリテージ』の中身を調べました!

今回ドッグフードの原材料(中身)を調査したのは、原産国カナダのアカナファミリージャパンが販売する『ACANA-アカナ-』のヘリテージ。楽天市場のドッグフードランキングでも30位以内にだいたい入っています。※2019年8月7日現在の情報

それでは『ACANA』を知らない方のために、簡単にアカナのドッグフードについて説明していきたいと思います!

『ACANA-アカナ-』について

ACANA(アカナ)ではヘリテージ以外にも様々な種類のドッグフードが販売されています。ここでは、ACANA(アカナ)全体についてのこだわりをご紹介していきます。

◎コンセプト

「BIOLOGICALLY APPROPRIATE」…犬が食べるように進化してきた食事を再現する。

長年に渡るブリーディングの結果、何百種類もの犬や猫が誕生していますが、犬と猫の体内器官の働きは全く変わっていません。現代の犬と猫の食に関する生体構造は、実は野生のオオカミやヤマネコと同じ。アカナは栄養豊富な肉をたっぷり使用。さらに自然な食事に含まれない高GI炭水化物・植物性たんぱく質・合成添加物は一切使用していません。

◎肉とたんぱく質が豊富

野生の犬や猫と同じように、現代の犬や猫も肉のたんぱく質と脂肪を代謝させる体の構造をもっています。アカナのドッグフードは、最高75%に肉原材料を使用

アカナに使用されている肉の最高半分が新鮮肉あるいは生肉。犬や猫が本能的に求める自然の栄養がたっぷりです。さらに、アカナでは放し飼いの鶏肉、巣に産み落とされた卵、放牧肉、天然魚など他社にはないバラエティ豊かな肉を使用。

◎炭水化物を制限

犬や猫の自然な食事に炭水化物は、ほとんど含まれません。このことから、アカナは炭水化物量を制限し、消化吸収が早い炭水化物の代わりに低GIフルーツと野菜を使用。

◎カナダの新鮮な原材料

多くのペットフードメーカーでは、肉をペットフード用に加工されるまでに数ヶ月経過している事が多いですが、アカナでは人間用食材として認定を受けた後、保存料不使用で毎日新鮮な状態で搬送されます。さらにアカナの新鮮な原材料はすべて地元カナダ産。さらに受賞歴がある最先端の食品加工技術を備えたキッチンでドッグフードを調理。

※ここでちょっと余談…。自由な原材料の表記が許されているペットフード業界において、アカナでは原材料表記について次のように定義しているみたいです。

新鮮…私の新鮮な原材料はAFFCO基準に見合っています。

冷凍ではなく、冷蔵のみが唯一の保存方法。

生…私たちの生原材料は新鮮な原材料と同じ。唯一の違いは、生原材料は冷凍されていること。

また、アカナでは原材料の生産者も公式ホームページに掲載しています。

アカナの公式HPはこちらから

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「ヘリテージ」について

アカナ「ヘリテージ」は、アカナが信頼する地元カナダの農家、牧場主、漁師から仕入れた地元さんの新鮮な原材料を使用。地元の放し飼い鶏肉と巣に産み落とされた卵、天然カレイをWholePrey比率配合。

「ヘリテージ」ラインナップ、コストについて

アカナ「ヘリテージ」には、現在9種類のドッグフードが販売されていますが、今回ドッグフードの原材料(中身)を調べたのは、日本でも多く売れている「パピー・スモール・ブリード」「アダルトスモールブリード「アダルトドッグ」の3種類。

◎アカナ パピースモールブリード…肉原材料合計 約62%

・対象…成犬時の体重が最大9kgまでの小型犬の子犬(パピー)用。

・コスト…100gあたり 約183.4円(2kgの場合、送料別)

小型犬の子犬(パピー)の成長をサポートするバラエティ豊かな新鮮丸ごと肉のたんぱく質と脂肪を豊富に含むドッグフード。また、米・タピオカ・ジャガイモといった消化吸収が早い炭水化物は使用せず、豊富な肉のたんぱく質が子犬の成長と健康をサポート。

<原材料>

新鮮骨抜き鶏肉 (16%), 鶏肉ミール (13%), 七面鳥肉ミール (12%), 赤レンズ豆, 丸ごとグリンピース,新鮮鶏臓器(レバー、ハツ、腎臓)(7%), 鶏肉脂肪 (7%), 新鮮全卵 (4%),新鮮丸ごとカレイ (4%), ニシンミール (3%), ニシン油 (2%), 日干しアルファルファ(2%),緑レンズ豆, そら豆, 丸ごとイエローピース, えんどう豆繊維, 新鮮鶏軟骨 (2%), 乾燥ブラウンケルプ, 新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮丸ごとパースニップ, 新鮮グリーンケ―ル, 新鮮ホウレン草, 新鮮カラシ菜, 新鮮カブラ菜, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮レッドデリシャスリンゴ, 新鮮バートレット梨, フリーズドライ鶏レバー, フリーズドライ七面鳥レバー, 新鮮丸ごとクランベリー, 新鮮丸ごとブルーベリー, チコリー根, ターメリック, オオアザミ, ごぼう, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ , フェシウム菌(ビタミンEとローズマリーで天然保存)

<成分>

粗タンパク質…33%以上、粗脂肪…20%以上、粗灰分…7%以下、粗繊維…5%以下、水分…12%以下、カルシウム…1.5%以上、リン…1.1%以上、オメガ6脂肪酸…2.7%以上、オメガ3脂肪酸…1%以上、DHA…0.3%以上、EPA…0.3%以上、グルコサミン…1400mg/kg以上、コンドロイチン硫酸…900mg/kg以上、リノール酸…2.5%以上、炭水化物(NFE)…23%

カロリー…3660kcal/kg(100gあたり約366kcal)

◎アカナ アダルトスモールブリード…肉原材料合計 約53%

・対象…1歳以上の全小型犬の成犬用

・コスト…100gあたり 約202.5円(2kgの場合、送料別)

肉原材料をバラエティ豊かにたっぷり含有し、フルーツと野菜の量は控えたドッグフード。パピースモールブリード同様に消化吸収がや灰炭水化物は使用せず、豊富なたんぱく質で愛犬の健康をサポート。

<原材料>

新鮮骨抜き鶏肉 (12%), 鶏肉ミール (12%), 七面鳥肉ミール (12%), 赤レンズ豆, 丸ごとグリンピース, そら豆, 鶏肉脂肪 (5%), 新鮮鶏臓器(レバー、ハツ、腎臓)(4%), ニシンミール (4%), 新鮮全卵 (4%), 新鮮丸ごとカレイ (4%), ニシン油 (2%), 日干しアルファルファ (2%), 緑レンズ豆, 丸ごとイエローピース, えんどう豆繊維, 新鮮鶏軟骨 (1%),乾燥ブラウンケルプ, 新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮丸ごとパースニップ, 新鮮グリーンケ―ル, 新鮮ホウレン草, 新鮮カラシ菜, 新鮮カブラ菜, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮レッドデリシャスリンゴ, 新鮮バートレット梨, フリーズドライ鶏レバー,フリーズドライ七面鳥レバー, 新鮮丸ごとクランベリー, 新鮮丸ごとブルーベリー, チコリー根, ターメリック, オオアザミ, ごぼう, ラベンダー,マシュマロルート, ローズヒップ, フェシウム菌(ビタミンEとローズマリーで天然保存)

添加栄養素:亜鉛

<成分>

粗たんぱく質…31%以上、粗脂肪…17%以上、粗灰分…7%以下、粗繊維…5%以下、水分…12%以下、カルシウム…1.4%以上、リン…1.1%以上、オメガ6脂肪酸…2.6%以上、オメガ3脂肪酸…1%以上、DHA…0.3%以上、EPA…0.3%以上、グルコサミン…1400mg/kg以上、コンドロイチン硫酸…900mg/kg以上、リノール酸…2.4%以上、炭水化物 (NFE)…28%

カロリー…3510 kcal/kg(100gあたり約351kcal)

◎アカナ アダルトドッグ…肉原材料合計 約53%

・対象…全犬種、全ライフステージ用

・コスト…100gあたり 約202.5円(2kgの場合、送料別)

野生のオオカミと同じように、現代の犬も丸ごとの獲物を食べることで必要な栄養を摂取する体の構造をしていると考え、バラエティ豊かな新鮮丸ごと肉を含有。

<原材料>

新鮮骨抜き鶏肉 (11%), 鶏肉ミール (10%), 七面鳥肉ミール (10%), 赤レンズ豆, 丸ごとグリンピース(9%), そら豆(8%), 新鮮鶏臓器(レバー、ハツ、腎臓)(6%), ニシンミール (5%), 鶏肉脂肪 (5%), 緑レンズ豆, 丸ごとイエローピース(4%), 新鮮全卵 (4%),新鮮丸ごとカレイ (4%), ニシン油 (3%), 日干しアルファルファ(3%), えんどう豆繊維, 新鮮鶏軟骨 (2%), 乾燥ブラウンケルプ, 新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮丸ごとパースニップ, 新鮮グリーンケ―ル, 新鮮ホウレン草, 新鮮カラシ菜, 新鮮カブラ菜, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮レッドデリシャスリンゴ, 新鮮バートレット梨, フリーズドライ鶏レバー, フリーズドライ七面鳥レバー, 新鮮丸ごとクランベリー, 新鮮丸ごとブルーベリー, チコリー根, ターメリック, オオアザミ, ごぼう, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ, フェシウム菌(ビタミンEとローズマリーで天然保存)

添加栄養素:亜鉛

<成分>

粗たんぱく質…29%以上、粗脂肪…17%以上、粗灰分…7%以下、粗繊維…5%以下、水分…12%以下、カルシウム…1.3%以上、リン…1%以上、オメガ6脂肪酸…2.6%以上、オメガ3脂肪酸…1%以上、DHA…0.3%以上、EPA…0.3%以上、グルコサミン…1200mg/kg以上、コンドロイチン硫酸…900mg/kg以上、リノール酸…2.4%以上、炭水化物 (NFE)…30%

※コストは、2019年5月現在の金額です。店舗によって販売金額は異なります。

ユーザーの声(ポジティブ)

うちのトイプーがまだ1歳未満だった頃、ハンストをおこし、ごはんを全く食べなくなってしまったことがあります。その時、いろいろなフードを試して、唯一ハンストを解除して食べたのがアカナでした。

同じような成分の他商品に変えたところまた見る見る体重と筋肉がおち、持病の股関節の炎症が悪化しました。そこで再びアカナにしたら、ひどかったびっこも落ち着き毛ヅヤ、筋肉ともに戻ってきました。値段は決してお安くないですがそれ以上のものがあると満足しております。

ユーザーの声(ネガティブ)

粒が薄く小さいので小型犬でも食べやすいようでした。1袋食べきったのですが、最後の方は少し飽きてきてしまったのか食いつきが悪くなることもありました。

気に入ってくれているようで、それなりに食いつきますがタンパク質が多いためかコレ単体で上げると便が緩くなります。

まとめ

『ACANA-アカナ-』ヘリテージのドッグフードの原材料を調べて気になったのが、まず原材料の肉原材料のパーセンテージ。この数字の中には、原材料の中にある「〇〇ミール」も含まれています。「〇〇ミール」も肉原材料に入るのだろうかというのが少し疑問でした。

ただアカナのドッグフードの原材料で使用されている「鶏肉ミール」「魚ミール」「七面鳥ミール」は、副産物や抗生物質などは一切使用せず、カナダの各協会やカナダ食品検査庁(CFIA)に人間用食材として認定を受けた安全な肉のみを使用している事がわかりました。

また、アカナドッグフードのコンセプトは、当サイトでも紹介している『オリジン』に似ているなと思いました。『オリジン』ドッグフードも、肉原材料を多く含み動物本来の食事を再現しています。同じようなコンセプトですが、『ACANA-アカナ-』ドッグフードの方が原材料的に少し質が下がるためか、コスト的には買いやすいかもしれません。『オリジン』ドッグフードは、100gあたり300円とかなり高めなので…。

総合的に特に危険とされる原材料を含んでいないし、楽天やネットでも購入しやすく、コストもそこまで高くないので、継続的に愛犬にあげられる良いドッグフードだと個人的には思います。

ドッグフードの切り替えの際は、しっかりと原材料を確認した上で、ぜひ一度検討してみてください。

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